最近いただいた、とてもうれしいお話しをご紹介します。
以前コサージュを委託先で買ってくださった方から、ご注文がありました。
前に買ってくださったのがこちら。
デニム調で少し色の薄いブルーのバラのコサージュ。
以前お世話になった委託先のオーナーさんのアドバイスでこちらのコサージュを選んでくださったそうです。
私もその話はオーナーさんより聞いていて、その後どんな風に使っていただいているのかとても興味がありました。
こちらのお客様はちらっとみかけたことはあっても、ほとんど話をしたことがなく、コサージュの話しもしたことがありませんでした。
委託先とは別の私の知り合いのお店で、コサージュの載っているフォトブックを見られて、委託先に直接買いに行かれました。
最近いただいたご注文のメールに
ブログ楽しみにしています
とメッセージがあり、
こんなつたないブログでも読んでくださっているなんて、うれしい!
と思いました。
私が委託を辞めたので、そのころ買ってくださった方にはもう会うことはできませんが、ブログでつながっていることを知って、ブログをやっていてよかった、と思いました。
折り返しのメッセージで
ブルーのコサージュをとても気に入って、
ヘビーユーズされていること
私もこのコサージュは結構自信作で、もし売れなくても自分で使いたいと思っていたくらいなので、感動してしまいました。
薦めてくれた委託先のオーナーさんにも感謝をしてくださっていて、なんて素敵な方なのでしょう~と。
今日も早速、2つめのコサージュのことでメールをくださいました。
その中でこのブルーのコサージュのちょっとしたエピソードを教えてくださいました。
パスポートを午前中に取りに行かれたときに、書類が不備で、午後から出直しをされたそうです。
午前に行かれたときはブルーのコサージュをされて行き、向こうのスタッフの方がコサージュを覚えていらしたそうです。
午後から出直しをされたときに、コサージュをしていなかったので、スタッフの方が一瞬わからなかったそうです。
コサージュがよほど印象的だったみたいです。
こんなほんわかするエピソードがあったこともうれしいですが、
わざわざ教えてくださった心遣いもうれしく思いました。
他のアクセサリーに比べれば、コサージュは大きいので、とても目立ちます。印象的な目印にもなるのかな~と思うと、初対面の人に会う時は役立つアイテムになりますね。
でも、覚えてもらってことより、コサージュのその後を教えてくださる気持ちがうれしいと思いました。
このエピソードを教えていただいたときに、私は母が以前言っていた話を思い出しました。
親戚のおばさんが、娘さんのピアノの発表会のときに、必ず生花を使ったコサージュをさせていたそうです。
このおばさんはとても美意識の高い人。90歳を越えても「人と同じモノを持つのがいや」と言って、自分でセーターを編むような人です。この話も最近のことでなく、もう50年以上も前のことなんですよ。
最近ならともかく、50年も昔に生の花のコサージュを娘と自分のおそろいで注文するってめちゃくちゃおしゃれ。
それも造花でなく生花。造花だったら、2度3度使えるけど、生花だとその日しか使えません。
でもそんな昔の話を母が覚えているくらい、コサージュが印象的だったのだと思います。当日どんな曲を弾いたとか、どんなドレスを着ていたとかは全く覚えていないのですから(笑)
さきほどのパスポートの話ではないですが
コサージュには他のアクセサリーにはない魅力があるのかもしれません。
それは大きさなのかもしれませんが、私は花がもつ独特の魅力なんだと思います。
作った人がどんな思いでこの花をえらだのか、注文をした人がどんな気持ちで花を選んだのか
振り返ってみるとコサージュをきっかけにつけた時の気持ちや、買った時のエピソードを思い出せるのもいいところだと思います。
先ほどのお客様もこれからパスポートを使うたびに、ブルーのコサージュを思い出すかもしれません。