幼い頃に、空き地で見つけたレンゲやシロツメクサで花冠を作った記憶はありますか。
花畑といえば可愛いイメージですが、大人の女性の花畑を作ってみました。
今日は大人の女性が身につけられる花畑をイメージしたコサージュとブローチを紹介します。
布を裁断し、着色、成形して作ったオリジナルの花を集めて、大人の花畑を作りました。
4月にお世話になったタカシマヤゲートモールのイベントに出させてもらった作品たちです。
こちらは豪華なコサージュ。タイトルは華。
詳しい話を以前ブログに書きましたので、興味のある方はこちらもお読みください。
春色オレンジのコサージュは上品でクラシック、シックな装いにオススメです
今回の作品たちは、
色にかなりこだわりをもって作りました。
前から気になっていた和服に使われている色を参考にしたんです。
ベルギー出身の有名なデザイナーのドリスヴァンノッテン。
彼の映画を見て、布に対するこだわりにとても興味をもちました。
とにかく布の色が凄く綺麗。
一つ一つの色も綺麗ですが、組み合わせたときの相乗効果みたいなものがあって独特の色使いだと思ったんです。
よく見ると和のイメージもあり。
和服の色合わせって独特で、ずっと前から気になっていました。
普段はあまり他の作品を参考にすることはないですが、今回はとにかく和のイメージも匂わせたかったので、かなりいろいろな資料を参考にしました。
その中からいいと思ったモノを参考に色を作り、組み合わせ、一つの作品に仕上げたのです。
じゃあなぜ和のイメージを出したかったのか。
まずはmade in Japanにとても興味があったこと。
最近デパートやネットでもあえてmade in Japanと宣伝していることが多いと思いませんか。
最初海外からの旅行者が増えて、観光客用に販売しているのかと思ってました。
でもそうでもないらしい…
安い外国製品で済ませるだけでなくて、だんだん飽きてきたこともあるし、やっぱり少し高くても日本製がいいよね~と価値が見直されてきたこともあると思います。
機能だけでなくて、使い心地や見かけもやっぱり日本製はいい。
ぱっと見はわからなくても、比べると日本のものはいいと思います。
そして
和の色は独特の使い方をされます。
古くから日本に伝わる色の名前はかなりたくさんあって、色に対してのこだわりが日本にはあるのだと再認識しました。
日本人は繊細なんですよね。
生花の世界でもそれは言えるそうで、日本の生産者の人が作った花は綺麗だし、長持ちすると聞いたことがあります。
そんな思いもあって、せっかくなので、日本らしい雰囲気のあるものを作ろうと思いました。
でもいかにも和のテイストだと、使いにくいですよね。
なので、言われてみたら和の雰囲気もあるよね!くらいのニュアンスにしました。
和のイメージもあるけど、着物にしか合わない作品でなく、普段着にも合うような作品に。
たとえばこれからの季節リネンのものを着る機会も多いですね。
私は以前はリネンってちくちくして好きじゃなかったけど、最近は肌触りのいいものもあるので、夏には定番なんです。
たとえばこんな黒っぽいものに合わせてもいいでしょ?
でもこんな色鮮やかなコサージュを合わせると、一気にスタイリッシュでクールな感じが華やかになります。
沢山の色を使っているけど、けばけばしくならないようにしています。
同じリネンでも優しい色に合わせると、一気に可愛らしくなります。
この服の色も微妙で、下手すると顔色が悪く見えることも。
落ち着いた色は合わせやすいけど、大人の女性は気をつけないと逆効果になることもしばしば。
だったらベーシックな色に華やかなコサージュを合わせると、雰囲気全体が明るくなります。
こんな普段着るシャツに合わせてもバッチリ。
濃紺の花が使ってあるので、こんな風に黒や濃いブルーにもピッタリです。
こんな感じでイヤリングをするといっそう華やかになります。
花を使うとくどくなるとか、品がなくなるとかにならないように、色やサイズ、デザインもちゃんと考えています。
夏になったらターコイズのピアスやブレスレットを合わせてもいいですね。
私の作るアクセサリーは普段着る洋服に合わせても相性がいいようにしています。
今ある服に合わせると、普段着がステージアップするようにしたいのです。
アクセントになるし、お出かけ用にもしたい。
アクセサリーとしてだけでなく、バッグや帽子につけられるのもコサージュのよさです。
こちらのコサージュ華は8200円です。
5月はスズランだけど、アンティークテイストのコサージュを作ります。
飾っても楽しめるレッスンです。